みなさん握力って最近測っていますか??
多くの人は学校のスポーツテストで測ったね!
僕たち理学療法士はリハビリテーションの評価として、患者さんや利用者さんに測っていただくことがあります。
ただ、学校を卒業してリハビリテーションを受けることがない生活をしていると、”握力測定”をすること自体ないですよね。
ただ握力は健康状態を示すバロメーターになります。
自分の身体を知る方法ですので、知っておいて損はないと思います。
今回は握力を測ることで何がわかるか。握力が低下してしまうとどんな影響があるのかを簡単に書いていこうと思います。
- 握力と健康や生活との関連を知る
- 握力向上に向けた取り組みを知る
握力は全身の筋力との関係が高い
握力=腕の力
のような気がしますが….。
握力を発揮するためには腕が繋がっている体幹やそれを支える足の力も必要になります。
さらにはお腹や足の大きな筋力を使うことで、筋肉を合成する物質がでるそうです。
なので、握力が低い人は全身の筋力も低いことが研究で分かっています。
握力を発揮するときは知らないうちにお腹や足に力が入っているんだね!
学校のスポーツテストも筋力(握力)になっているし、フレイル(高齢者の虚弱)でも筋力低下の基準として握力を測ります。
握力の基準値の参考
公益財団法人長寿科学振興財団 正確な握力の測定方法
握力低下による影響を2つ紹介
手を使う動作がしにくくなる
よく聞くのがペットボトルや瓶のふたが開けられない。
昔より物が持ちにくくなった。
などかなと思います。
ペットボトルを空けるのには15~20㎏くらい必要です!
程度にもよりますが、お箸や鉛筆を使うことも、握る動作ですよね。
それらができにくくなってしまうということです。
病気になりやすい可能性がある
握力が低下することで病気になる可能性が高くなることが研究で分かっています。
さらに、死亡率も上がってしまうそうです….。
それはやっぱり握力が全身の筋力を表している証拠なんですね。
握力を鍛える方法3選
日常生活で鍛える
例えば家事。
掃除機をかけたり、買い物袋を持ったり、お鍋を持ったり。
結構握力を使っていますよね。
日常の中でしっかり保っていきましょう!ということ。
家事がおっくうになってきた方は、何かしらの原因があるかもです。
僕の家はお掃除ロボットがいるので、掃除機かけによって得られる握力は少ないですね~(笑)
雑巾絞りも最近はやらないですね~
時代の変化ですね。
握って鍛える
ハンドグリップ(100均で売ってます)を使う。ボールでもOK。
グーパーを繰り返す運動。
僕は中学の部活(剣道)時代、練習でこれを100回とかやってましたけど、単純な運動なのに腕がおかしくなります(笑)
ペットボトルを持って体操をする。
全身で鍛える
壁腕立て伏せ
①壁から少し離れたところに立ち、足を肩幅くらいに開く。
②壁に手をつき、腕立て伏せの要領で胸を壁に近づける。
※体は真っすぐを意識。
足の位置が遠いほどしんどくなります。
腕だけでなく、お腹や足も同時に鍛えられます!
まとめ
握力は全身の筋力を表しています。
自分の握力を知る。図る機会があれば意識して見てみる。
まずは自分の身体を知ることが重要です。
筋力は健康へのカギです!
鍛えていきましょう!
握力計は物にもよりますが、ネットで手に入れることが可能ですよ!
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