今日は、家の中でつまづく原因とその対策についてお話しします。
介護予防講座の時になぜ?つまづいてしまうのか?とご質問をいただきました。
この記事では、身体的な面と環境的な面からつまづきの原因と簡単にできる対策を紹介します。
身体的な面での原因と対策
筋力やバランスの低下
原因: 加齢や運動不足により、筋力やバランス能力が低下すると、足を上げる力が弱くなり、つまづきやすくなります。
自分が思っているより足や指が上がっていない!ということもあると思います。
対策:
- 運動習慣をつける: 定期的なウォーキングや筋力トレーニングを取り入れる。
- バランス運動: 片足立ち練習やステップ練習を行う。
視力の低下
原因: 視力が低下すると、床にある障害物を見落としやすくなります。
対策:
- 定期的な眼科検診: 視力の変化を早期に発見し対応する。
- 適切な照明: 部屋を明るく保ち、足元のを見やすい環境を作る。
疲労や注意力の低下
原因: 疲れているときや注意が散漫なときは、つまづきやすくなります。
対策:
- 十分な休息: 睡眠をしっかりとり、疲労をためないようにする。
- 集中力を保つ: 家事や作業に集中し、周囲の状況に注意を払う。
環境的な面での原因と対策
床の障害物
原因: 物がちらかっていたり、家具が通路に置かれているとつまづきの原因になります。
こたつ布団の端や電化製品のコードなど想像できますね。
対策:
- 定期的な片付け: 定期的に掃除をし、通路に物を置かないようにする。
- 家具の配置を見直す: 通路を広く確保し、歩きやすい環境を作る。
カーペットやマット
原因: ずれたカーペットやマットが足に引っかかりやすくなります。
厚手のものも引っかかりやすく、つまづく原因となってしまいますね。
対策:
- 滑り止めを使用: カーペットやマットの下に滑り止めシートを敷く。
- 固定する: 両面テープやマット用クリップでしっかり固定する。
- 使用を避ける:つまづきが多い場合は使用自体の検討も必要。
段差や階段
原因: 段差や階段が視認しにくいと、つまづきやすくなります。
意外と小さな段差につまづきやすいことがあります。
僕は階段の1番下をまたいで(飛ばして)、2段目から下まで一気に下りてしまうことがたまにあります。
対策:
- 段差に注意: 段差部分に目立つ色のテープを貼る。経年劣化で滑りやすくなっていることも。
- 手すりを設置: 階段には手すりを設置し、安全に上り下りできるようにする。
- 居住スペースの検討:場合によっては階段を使わない選択肢も視野に。
おわり
家の中でのつまづきは、身体的な原因と環境的な原因の両方から起こります。
しかし、これらの原因を知って対策することで、つまづきのリスクを大幅に減らすことができます。
日常生活の中で少しの工夫と注意を払って、安全で快適な生活を送りましょう。
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